熱中症の正しい応急処置

今年も暑い日が続いていて、
テレビやサイトで「熱中症指数」が発表になっているのも珍しくなくなりましたね。

民間救急をご利用のお客様はご高齢の方が多いので
暑さが厳しい日はつい心配になります。

昨年も好評だった熱中症の応急手当、
復習の意味もこめて、今年もお送りしますね。

熱中症は応急処置が大事ですが、
正しく行わないと、逆効果
になってしまいます!

例えば
いきなり「水風呂にドボン」は危険です。
体の表面だけの温度が下がり、血行が悪くなって、
体全体の体温をうまく下げることができないからです。

また、
「震えてるけど冷やし続ける」のもだめです。
震える、というのは熱を作ろうとする体の反応ですから。

意識がない、朦朧としている、嘔吐がある、顔面蒼白だ、脈が弱いなどは
まず119番通報ですが、

救急車を待ちながら、あるいは
上のような症状までではなく、救急車を呼ばなくても大丈夫そうでも、
以下のような応急処置をしておきましょう。

●涼しいところに足を心臓より高くするようにして寝かせ、服をゆるめる
  (ただし、顔が赤い場合は頭の方を高く。)

●意識があって、水分がとれるなら、スポーツドリンクなどを飲ませる

●けいれんを起こしている個所には冷やしたタオルを当てる

●首筋・脇の下・そけい部を氷(アイスパック、保冷剤)などで冷やす
 いずれも大動脈が通っているので、体全体を効率的に冷やしてくれます。

●冷水タオルマッサージをし、送風する
 衣類をできるだけ脱がせて、体に水をふきかけ、
 その上から、冷水で冷やしたタオルで全身をマッサージします。
 手足の先も良くマッサージしてください。
 また、風をおこすようにうちわ、タオル、服などで送風します。
 皮膚の血管が収縮しないよう、
 使用する水は冷たいものよりも、常温の水もしくはぬるいお湯を使います。

いずれも、(意識が回復し)寒いと訴えるまでは続けてください。

人間の体は、熱を作ろうとするほうに傾きがちですから
ようすを見ながら繰り返して行ってください。