ろうそく(灯明)はなぜ灯す?

仏壇にはお花とお水とお供物とお線香、
そしてろうそくをともしたもの(灯明)を供えますね。

さて、なぜろうそく(灯明)をともすのでしょう?

仏壇を明るくするため、お経を見やすくするため・・・それもそうなのですが
もともとは、
あの世への道筋を照らす明かり、正しい道を示す明かりなんです。

お釈迦様が往生されようという際に、
お弟子たちは、お釈迦さまが亡くなられたら、
誰をたよりにしたらよいかと心配していました。

それに対してお釈迦さまは
「自らを灯明とし、自らをたよりとして他をたよりとせず、
法を灯明とし、法をたよりとして他のものをたよりとせず生きよ」
(涅槃経)と語られました。
(「自灯明、法灯明」の教え)

仏壇の明かりはその明かり。
「聖なる明かり」なので、
(けがれている)人間の息で吹き消してはいけないんです。

手であおぐか、
消すための道具でお願いしますね。

そう考えると、お彼岸や命日などは
ちょっといいろうそくをお供えして
ゆっくり手をあわせたくなりますね。