お寺に行くと、本堂に「ご本尊」がまつられていますね。
一体の仏様のこともあるのですが、よくあるのが、「三尊仏(さんぞんぶつ)」と呼ばれる3つの仏様が飾られている形です。
真ん中が、中尊(中心の仏)とよばれる仏様で、「如来」、つまり最高位の仏様。
左右には、脇侍(きようじ)と呼ばれる仏様ですが、この二体は「菩薩」です。
たいていはきまったユニット(失礼!)でまつられてますね。
阿弥陀三尊・・・・阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩
薬師三尊・・・・薬師如来・日光菩薩・月光菩薩
釈迦三尊・・・・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩
実は、如来は現世の人を救いたいと願うものの、自分では動くことはできません。
仏の手足となって人々に救いの手を差し伸べていくのが菩薩様です。
つまり、三尊仏は人間を救おうとする姿なんですね。
そういえば、年配の方で、人をほめるのに「菩薩さんですか?」「観音さまのようだ」と言われるのを聞いたことはありませんか?
ちなみに僕が一番好きなのは阿弥陀三尊仏です。
向かって右にいる観音菩薩さまが、なんと蓮台を差し出しているものがあるんですね。
「いいからここに乗って救われなさい」と言わんばかりに。虫がよすぎますかね・・・・(^^;)