お釈迦さまの遺言~涅槃(会)とは?

2月15日は涅槃会(ねはんえ)。
お釈迦様がこの世を去られた、涅槃に入られた日です。
バレンタインの翌日、と覚えるとわすれないでしょうかね(^_^;)

「涅槃」とは迷妄のなくなった心の境地、悟りを指す言葉です。

あちこちのお寺では、お釈迦様に感謝しつつ、あやかって安らかな境地になれますように。。。とこの日の前後に祭事を行っています。
ちなみに、お釈迦様の最期の様子は、経典の中にも記されていますね。
それを元にした涅槃図というのもあちこちで描かれています。

駒澤大学禅文化歴史博物館所蔵

駒澤大学禅文化歴史博物館所蔵

娑羅双樹の下で頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、その周りに嘆きかなしむ弟子たちがいる、という図です。

(これもいろいろ解説すると、長くなるので、またの機会にさせてもらいますが)
涅槃図では、お釈迦様は必ず金色をしています。
これは「悟っている」人の姿なんだそうです!
そういえば、多くの仏像は金色ですね。

お釈迦様の最期の言葉は
「この世で変わらぬものは何一つない。(涅槃の境地を迎えるためには、それに惑わされず)日々、怠り無く精進しなさい。」
だそうです。

なかなか大変な遺言ですね!

関連記事