お東さんとお西さんの小さな謎
京都にはご存知のように東本願寺と西本願寺があります。
・・というのは不正確・・。
正式には「通称」西本願寺、正しくは本願寺(世界遺産)と
とやはり「通称」東本願寺、本当の名前は真宗本廟です。
実は、過去、浄土真宗が力を持つことを恐れた武将が
本願寺を東と西に分ける画策を行って、
(西)本願寺から東本願寺が分かれたと言われています。
とはいえ今は西と東の間に目立ったいさかいもなく、
作法やお経の唱え方にはバリエーションがあるものの、
西も東も教義にほとんど差はありません。
お東さんとお西さんと親しみを込めて呼ばれていますね。
ちなみに
西は阿弥陀堂(本堂)が右側で御影堂(大師堂)が左側、
東はその逆の並びになっています。
個人的に不思議に思うのは、
本堂の畳の目がお西さんはご本尊に向かって並行。
お東さんは縦にまっすぐになっていること。
何か理由があるのでは??と思うのは僕だけでしょうか??