お葬儀の会場から火葬場へ。
ここからは近親者の方たちだけの場合が多く、
人のざわめきからも少し離れて静かな場所になって、
火葬場で窯に入ってゆくご遺体を見守るみなさんも
これで本当に最後のお別れなのだと
悲しみに浸られている方が多いように感じます。
(可能ならば、僧侶の方に最後の読経をいただきますが、)
静かに手をあわせて、扉が閉じられるのを見送られてください。
ここからしばらく、火葬が終わるまで控室で待つようになります。
(僧侶の方がここでお帰りになられるようでしたら、
火葬が始まる前にお布施・お膳料・お車代などをお渡しします。
法事のお布施は前にお渡しする、と覚えておくといいでしょう)
火葬が終わると、また窯の前に移動し、お骨上げを行います。
喪主を中心に二人一組になり、一緒に箸を添えて大きなお骨から骨壷へ。
一番最後に「のど仏」と言われる部分
・・・・第二頸椎が、仏様が合掌して座っているような形をしていることから
そう呼ばれているんですね・・
を上に載せてふたを閉じ、ふろしきなどに包みます。
喪主がお骨を抱え、
準ずる方がご位牌、お写真を持って
精進落としを行う会場に向かいます。
昔はご自宅で精進落としを行うことが多かったので、
そこから帰られることがほとんどでしたが、
最近では、式場に戻り、式場内の一室で行われることが多いようです。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。