折に触れてブログやHPで「お葬儀参列の服装マナー」について
お伝えしていますが、
お葬式に参列するのは
葬家も会葬者も黒の喪服、となったのは
実は明治のころからなのです!
喪服を着るのは遺族のみで、他の人は地味な普段着、というのが
もともとの風習だったんですね。
文字通り、「喪に服すための服」が喪服ですから、
喪に服す人だけが喪服を着ていたんです。
しかもその色は白でした。
身を慎むための服、という意味でもそうですね。
(おおよそ弥生時代からといわれています)
今のような黒になったのは、
明治天皇の大葬の礼の時に、欧米の正装に合わせて、
黒の礼服を着用するようにと布告があったのが
きっかけと言われています。
実はそんなに昔でないころに
がらっと風習が変わったというのは考えると不思議な気もしますね。
とはいえ、現代は現代で
常識に従ってしずかに弔意を示すのがいい気がします。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。