お彼岸といえば、お墓参りにぼたもち・おはぎ・・というふうになっていますが、
実はちゃんとした意味があります。
お彼岸は、正しくは「彼岸会(ひがんえ)」といいます。
元々、「彼岸」とは
「此岸(しがん)」、
つまり煩悩と迷いの世界であるこの世の対義語です。
人間が修行をする事で到達できる「悟りの世界」のことをさします。
極楽浄土に思いをはせて、仏の教えに耳をかたむけ修行する期間として
仏教行事になったものとも言われています。
そう、実は修行期間なのです。
年に2回、春は春分の日、秋は秋分の日を中日に7日間がその期間です。
国民の休日なのは偶然というわけではなく、
両日とも、先祖を敬い、亡き人をしのぶ日として、公休になっているのです。
また、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お彼岸はちょうど季節の変わり目でもあります。
実は、このお彼岸会、日本独自の仏教行事でもあるのですが、
太陽とご先祖様に収穫を感謝し、豊作を祈るという意味合いももっています。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。