時々ご相談を受けるのが、「位牌がたくさんになって仏壇に置ききれないのでどうしたらいいですか?」ということです。
そんな時におすすめしているのが、この繰り出し位牌です。
多数の薄い木の札が重ねて納められるようにした箱状の位牌で一枚一枚に一人の戒名・俗名等を記します。
祥月命日や月命日などに前面に繰り出してお参りします。
宗派によっては33回忌を迎えて「先祖の霊」に仲間入りしてから、と言われていますが、菩提寺に聞いて問題なければこちらに移されるのもいいと思います。
その際は、もちろんきちんと菩提寺にお願いして魂抜き、魂抜きをされてください。
魂抜きのすんだ位牌は、四十九日前の白木位牌同様、紙にくるんでゴミとして処分いただいて大丈夫なのですが、
気になる方もいらっしゃるようで、そんな方にはお寺に処分を依頼するか、私たちに処分をお任せしてもらうことにしています。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。