お葬儀会場の打ち合わせの中で最も大きなポイントになるのは会場もそうですが祭壇ですね。
もともと、祭壇は何のためにあるものかご存知ですか?
実はあれ、お祭りの御神輿と一緒の意味合い、つまり、御神輿の場合は神様が市中をまわるための、お葬儀の祭壇の場合は故人があの世にいくための乗りものなんです。
昔ながらの白木の祭壇、よく見ると似てるでしょう。
もともとの形は祭壇の中に棺が入るように設計されているものです。
前にもお話しましたが、
うちの祭壇は廉価品ではなく、職人への注文の一点ものばかり。
他の葬儀社にはまずないものなのでちょっと自慢です。
いわゆる「本輿(ほんごし)」なんかは、都内ではうちを含めて数社しか所有しておらず、祭壇レンタル専門業者の在庫にあるかどうかです。
知り合いの同業からは、時々「貸してほしい」と依頼が来ます。
大工の棟梁のお葬儀で、ご遺族の方に「どこで作ったんですか?」とえらく感動されたこともあります。
また、会場の規模に合わせて、祭壇自体の形を対応させて組むこともできます。
とはいえ最近はお花で彩られた花祭壇が人気ですね。
花を使っての造作や、小物を使ったオリジナルの祭壇のご希望も増えました。
非常に自由な形に変わってきているので、最後の故人の贅沢として、ご相談いただければと思います。
こちらの技術もお任せ下さい!
僕個人は、本輿祭壇+花のハイブリッドかな・・・。
棺を入れるのが大変かなぁ・・。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。