病院で臨終を迎え、故人と自宅へ一緒に帰る・・となったとき
残念ながらご自宅の車などではむずかしいのが現実です。
ここは葬儀社の持っている「寝台車」に載せて帰るしかないんですね。
実際のところ、霊安室で、声をかけられ、葬儀社から名刺をもらう、あるいは電話帳でかけた葬儀社に、廊下で挨拶をうける・・・
ということになります。
慣れていないと唐突に感じるシーンですよね。
葬儀社にとっても、このタイミングでのお声掛け、自己紹介はご遺族の心情を考えるととても気を遣う場面です。
何せ、そっとしておいてほしいところに、赤の他人からお金のかかる話ですからね。
でもそのあとの事がありますからできるだけ早めにしてさしあげなくては・・・。
その点、以前からお付き合いがあったり、会員さん(各種割引特典のある「A‘ZUMAクラブ」というのがあります)の場合には気持的にとても楽です。
さて、ご遺体をきちんと白布でおおって、ストレッチャーに乗せ、寝台車でご自宅までお送りします。
ご自宅に安置するわけですが、できれば、遺族の方のどなたかが先にお帰り頂いて、お部屋をお掃除頂いておくのがいいでしょうか。
いつものお布団でかまいませんので、きれいなシーツをかけておいてもらいます。
時間があれば、お運びする上で、障害物になるもの・・・たとえばスリッパ立てや置物・・などを移動しておいてください。
そうするとスムーズにご安置できますので。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。