先日は、年忌供養についてお話しましたが、お墓の下のご先祖様のご遺骨、一杯になったらどうするか、ご存知ですか?
特に最近はコンパクトな形のお墓が増えてきていますので、今後、その中に入る方が増えると・・・どうなるのでしょう???
実は、標準的な関東のお墓だと、骨壷は4~8個しか収容できません。
一杯になって入らなくなってしまったら、古くから入られている方の骨壷から中のお骨をお墓の中に空けてしまいます。
そして新しくはいられる方の骨壷を安置します。
え?それじゃ、お墓の中はご先祖のお骨がごろごろ混じって散乱しているの??
また一杯になってしまうんじゃ・・・??
ご安心ください。
お骨は、時間がたつにつれて風化して量が減っていくんです。
あんなに一杯だったものも、10年ほどで三分の一に!
33回忌あたりになると、ほとんど残っていません。
50回忌(弔い止め)の時には、この世に跡形もなくなってしまっている・・・。
不思議なものですね。
で、お骨のはいっていた骨壷は??
大丈夫です。墓石屋さんやお寺のほうできちんと処分してくれます。
なんかあっけないのですが・・・お任せしましょう。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。