ご遺体を自宅にご安置して、
慌ただしいかもしれませんが、さっそくお葬儀の打ち合わせをはじめなくてはいけません。
ご遺体はドライアイスで保護しているものの、こうしているうちにもいたんでゆくものですから
早くに「いつ」「どこで」お葬儀をするのかを決めなくてはならないのです。
もし、数日後となれば、ご遺体を「一時安置場所(保管庫)」に移したほうがいい場合もあります。
少なくとも、早めに納棺いただいたほうがよいでしょう。
(密閉度が高いので、より保存性は高まります)
まず、葬儀スタッフが同席しているときに菩提寺(教会・神社)に連絡していただきます。
儀式を行っていただく寺院関係者(お坊さん、司祭さん、神主さん)のスケジュールを聞くためです。
電話をかわっていただき、スタッフがご都合をききます。
それに合わせて葬儀スタッフが「どこでやるか?」、つまり、式を執り行う場所を見つくろいます。
スタッフに条件を言って、いくつか提示してもらうのがいいでしょう。
ここでポイントになるのが2点。
会葬者の予想人数は?
来てほしい人はどんな人が中心になるか?
・・・地元の人・故人の近隣の知己が中心なら、その最寄りの寺院など
仕事・職場関係などが主ならアクセスのいいところ になりますね。
提示してもらった施設については控室なども含めおおよその使い方イメージを教えてもらうといいでしょう。
(祭壇はここ、焼香待ちの方はこちらに、通夜ぶるまいの会場はここ、など)
そして、「いつ」行うか?を決めていきます。
それは式場付近の斎場(火葬場)の空き状況によるのですがその情報を持っているのも葬儀社のスタッフです。
そして、スタッフが決まった会場に合わせて霊柩車を手配します。
ここまで決まれば、皆さんに「いつ」「どこで」、つまり「訃報」を急ぎ出すことができますね。
もし、午前中にこちらにご連絡をいただき、日中に打ち合わせがはじめられれば、関係各所に電話してここまでの手配をその日のうちにしてしまう事ができます。
場合によってはそのまま具体的なお式の内容のうち合わせまですることができます。
ただ、実際そこは喪主さまのご様子にもよるなぁと思います。
遅い時間帯に、心労もあってお疲れのところで打ち合わせをしても、あとから後悔することが多いもの。
そんな時はあえて、喪主様はじめご親族の方には一晩ゆっくりとおやすみいただき、スッキリとした体調で翌日あらためて打ち合わせを再開させていただくことにしています。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。