供養するのは何のため?誰のため?

『供養』 という言葉から、どんなことを想像しますか?
お線香、お墓参りのお花、お墓の掃除、仏壇のお供え、お彼岸、それと法事・・・

みんなこれは「追善供養」といって、
あの世に行かれた人のその後の幸せ、つまり「冥福」を祈るものです。

「死んだら楽になる」と言う人がいますが、仏教の教えによると意外とあの世は大変らしいのです。

いいことばかりをしてきた人は次もいい環境に転生したりできるらしいのですがたいていの人は苦労の連続。

だからこちらで「追善」(よい行いを代わりにしてあげる)して少しでも楽にしてあげましょう、
それが供養なんです。

「商売繁盛しますように」なんて自分の幸せを願掛けしても、ちょっとそれはお門違い。
ご先祖様は怒っちゃいますよ。

具体的には、
・灯明をともす
・お香を焚く(線香・抹香など)
・お花を供える
・飲食物を供える(お水と炊きたてのご飯がベスト)

そして、(お経を唱え)手を合わせます

今この世にこうして生きているのは、
実は親とその親とその親と・・・・・
つまり膨大な数のご先祖様がいたから。

だから手を合わせて心につぶやくのはただ「ありがとうございます」なんです。

関連記事