お花を供えるのはなぜ?

お墓やお仏壇に供えるものといえば、お供えとお線香、そしてお花ですね。

なぜ、お墓や仏壇にお花を供えるのか、については諸説あります。

一つには、もともと墓を荒らす動物などをよけるために、樒(しきみ)という毒性のある植物を供えていたのが
変化
してお花になったというもの。

もう一つは花自体の存在が、厳しい修行に堪える姿の象徴として供えられるというものです。
自然界の厳しい環境に耐えてようやく咲く姿や
供えられた後も耐え忍んで咲き続ける姿を人間の仏に対する修行(忍辱)の誓いとして花を活けるんですね。

ですから本来は、とげがあったり、香りの強いものはだめ、とされてきました。
一般的なお供えの花と言えば菊ですね。

とはいえ、故人のお好きだった花を
お供えするのも、供える側の気持ちがこもっていればよい
のではないでしょうか。

対になったものを用意して花さしにたくさん供えてあげてください。

色とりどりのお花が供えられているお墓はなんとなくはたからみてもほっとした気持ちになります。

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