お数珠の話②お数珠はパワーアップアイテム

前回は、お数珠はお経をあげる時のカウンターになっている、というお話をしました。
実は、そのほかに、もっと重要な意味があるんです!

数珠の親玉は阿弥陀さま、つなぐ糸は観音さまを表すといわれています。
・・・つまり、仏様のパワーアップアイテムなのです。

ところで、
お数珠の掛け方はさまざまですが、必ず、左手に持ちますね。
何故だと思いますか?

ちなみに、仏教発祥の地、
インドの方たちが、右手でしかご飯を食べず、
不浄のものを扱う時は左手を使う、というのは皆さんご存知と思いますが、

仏教では左は仏の手
右は凡夫(ぼんぷ:悟りに達していない一般の人間のこと)の手としています。

左手に数珠をかけるのは、つり合わない自己をパワーアップさせたり、
浄化するため、という意味合い
があるんです。

さらに言ってしまうと、右手は宇宙、左手は自己。
何かを拝む時、手を合わせる姿は
自分と宇宙の真理が一体化する、悟りの姿
をあらわしています。

そう考えると、毎日一度でもお数珠を手にして静かに過ごす、
仏壇に手を合わせるのも
ちょっといい時間だと思いませんか。

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