お線香は2500年前から!
お焼香、お線香を手向けることは、仏教の開祖であるお釈迦さまの時代から行われていた儀式。
つまり2500年間続いているんです。そう考えるとすごいですね!
以前、インドの仏教の聖地に行った時もちゃんとお線香がありびっくりしました。
形は日本のとちょっとちがって、
細いたけひごのような棒に練り香をつけてかためた、
日本のものの倍はあろうかというロングサイズ。花火のような形です。
専門店もあって、様々な香りのものが売られていました。
お線香のほか、お葬儀に伺うと、お焼香でよくあるのが「抹香」。
これは沈香や梅檀香を粉末にしたもので、
かつてはそれぞれ自分で調合したのだそうです。
現在は、普段のご供養では線香がほとんどですね。
最近では、
伝統的な伽羅・沈香などのほか
アロマ系、フルーツ系のものなど香りのバリエーションも増えてきました。
煙の少ないタイプや丈が短いものなどもあり、
使いやすくなってきているので
是非お線香をきっかけにでも、
普段の生活にご先祖さまに手を合わせる習慣を取り入れてほしいなぁと思います。
ただ、一点だけご注意。
最近の香りには化学物質を含んでいるものもあります。
煙が少ないから、香りがいいからと
直接煙を吸い込んでしまうと、のどを痛めてしまうこともあります。
お部屋に漂う香りを楽しんでくださいね。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。