イギリスのお葬式:紳士の国のさっぱりとしたお葬式②

イギリスのお葬儀、実際に参列するときにはどんな感じかといいますと・・・

喪服なし、カジュアルな服で参列

映画の中のワンシーンのように、参列者全員が黒のスーツや慎ましやかなドレスで参列・・・というイメージがありますが、イギリスの方々に聞いてみると「大昔は黒だったけど、今はかえって変かも・・」という答えが。
アクセサリーもOKですし、明るい色の服装の方がいても違和感がないんだそうです。

香典なし、花はお断り。チャリティに

大抵の場合、死亡広告にも「親族以外、お花はお断り」の文言が載るんだそうです。
参列者はせいぜい、「冥福を」と書いたカードを持参するくらいで、香典もありません。
どうしてもお金を・・の場合は、チャリティに寄付という形をとります。
お葬儀やそのあとの会場に「○○にチャリテイを」とアナウンスがあることも多いそうです。

お通夜なし、お葬儀のあとにお茶会

お葬儀はおおよそ、30~1時間ほどで終わることが多いようです。
お通夜はなく、その代わり?にあたるものが、お葬儀のあとのお茶会です。

故人を偲んでしめやかに・・・というよりは、天国に召された故人をきっかけに、親族や友人で語らう・・とい雰囲気が多いとか。
明るくさっぱりとしたお別れの会ですね。

戒名やそのあとの喪の習慣もありませんから、日本人にとってはちょっと不思議というか、いいのかな?と思ってしまう軽やかさですね。

シンプルでさっぱりとしたお葬儀、大体総費用は20万円弱だそうです。

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