葬儀屋さんのお葬儀ブログ

後悔しないお葬儀もつくり方
それは今をよく生きることにもつながります

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 如是我聞:世界のお葬式
  4. ブラジルのお葬式③「日本風」「仏教風」なしきたり 

ブラジルのお葬式③「日本風」「仏教風」なしきたり 

ブラジルといえば、日本からの移民が多いので、
お寺もけっこうあるのでは、というイメージをもたれるかもしれませんが
必ずしもそうではありません。

お葬儀は「お経の読める」二世の一般の方が「仏教式」で行い、
街には「日系仏教グッズ」が売っていて、
お寺には日本人移民の功労者が祭神としてまつられており、
ご本尊は仏像とは限らない・・・というのが今の状態だそうです。

何故このような形になったのか・・・。
それはまず、移民がはじまった当初ブラジル社会では
キリスト教以外の宗教に対して強い反発あり、
仕方なく一般のかたがたが自分たちで、
お墓も位牌も作り、お葬式もとりおこなってきたという
期間が長かったことが大きいのだそうです。

また、当時は移民は転々と住居と農地を変えていたので
心のよりどころとして
お墓を守ることも、寺らしいものを建立することも難しかったのだそうです。

戦後、あらためて様々な日本の宗教家がブラジルを訪れましたが
「苦労していた時にではなく、生活が安定してきた今頃何故?」
と受け入れる側の戸惑いが大きかったようです。

結局日本のきちんとした形では残ることなく、
「日本的な」「仏教風な」ものとしてとどまってしまったといいます。

ブラジルの人々のこういった状況を聞いて、
なんとなく寂しい気がするのは僕だけでしょうか。

2022年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31