久々の世界のお葬式事情「如是我聞」、今回は台湾です。
すぐお隣で、日本とのかかわりも深い台湾ですが、
お葬儀に関してはちょっと様子がちがうところもあるようです。
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日本以上に「最期は自宅で」にこだわる理由
2010年の統計になりますが、台湾でなくなったかたの半数以上が自宅で看取られています。
今や90%以上が病院という日本とは、ずいぶんちがいますね。
これには理由があります。
台湾では仏教徒の場合は、死後8時間はご遺体を動かさずにお経をあげ続けなくてはいけないとされているのだそうです。
なので、病院に入院していて臨終が近づくと
呼吸器をつけたまま自宅に運んだりすることも珍しくないのだとか!
病院に「助念室」が増えている
最近、大きな病院では「助念室」といってその読経のための部屋を設けるところが増えて、病院で最期を向かえる方も増えて来ました。
設置には当然多額の費用がかかっているわけですが、
「故人は死後8時間は耳が聞こえているので、読経をしてあの世に送る必要がある」と病院でもその必要性をうたっている
のだそうです!
助念がおわると、ご遺体は斎場に運ばれるのが一般的です