お彼岸のお墓参りの際に、卒塔婆供養をされたご家庭も多いと思います。
ところで年忌法要やお彼岸に行う「塔婆供養」、
そもそも「塔婆」にはどんな意味があるかご存知ですか?
あの木の板のぐにゃぐにゃとした感じのシルエット、
実は人間の体をかたどったものなんです。
といっても、頭や体や手足ではなくて、
仏教で考えられている、人体を構成する五大物質(空・風・火・水・地)のマークをかさねたものです。
板の上の方には、その梵字も書かれています。
その下に故人の戒名をかいてもらいますね。
裏面には大日如来を表わす梵字、
その下に建立する人の名前・建立年月日が書かれます。
それを本堂でお供えして読経してもらい、
お墓にたてにいく
・・・・もうお分かりですね。
故人が少しでも浄土に近づくようにという供養です。
ちなみに、浄土真宗では亡くなったら即浄土に行くと考えられているため、
塔婆供養は行いません。
費用というか、「お塔婆料」の相場は一本三千円~五千円程度。
お布施とは別に「塔婆料」としてお渡しします。