お盆は子煩悩から始まった!?
以前お盆の言われをお話したことがありますが、この「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は、我が子、木蓮尊者を大事に思うあまり、水を他の人に分け与えなかった母親が餓鬼道に堕ちてしまい、それを救おうとした木蓮尊者がお釈迦様に教わった供養の手立てでした。
実はお経の中には、厳しいことが書かれています。
子供の幸福を願う、「愛はひとつの執着心であり、罪でもある」と。「子煩悩」は、仏教的には立派な罪の一つ、ということになりますね。
ある意味、そうしてでも子供を守ろうとするから子供は育つということなんでしょうが・・。
父母・祖父母・そしてご先祖の愛、つまり犠牲の上に今の自分がいるんだなぁと思うとせめてお盆くらいは、ちゃんと先祖供養や親孝行をしないと、ですね。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。