お東さんとお西さんの小さな謎
京都にはご存知のように東本願寺と西本願寺があります。
・・というのは不正確・・。
正式には「通称」西本願寺、正しくは本願寺(世界遺産)ととやはり「通称」東本願寺、本当の名前は真宗本廟です。
実は、過去、浄土真宗が力を持つことを恐れた武将が本願寺を東と西に分ける画策を行って、(西)本願寺から東本願寺が分かれたと言われています。
とはいえ今は西と東の間に目立ったいさかいもなく、作法やお経の唱え方にはバリエーションがあるものの、西も東も教義にほとんど差はありません。
お東さんとお西さんと親しみを込めて呼ばれていますね。
ちなみに西は阿弥陀堂(本堂)が右側で御影堂(大師堂)が左側、東はその逆の並びになっています。
個人的に不思議に思うのは、本堂の畳の目がお西さんはご本尊に向かって並行。お東さんは縦にまっすぐになっていること。
何か理由があるのでは??と思うのは僕だけでしょうか??
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。