春分・秋分の日はなぜ祝日?
今日はお彼岸の中日、秋分の日で国民の休日、ですね。
ちなみに春分の日も祝日。
両日とも昼と夜の長さが一緒になる日ですが、
なぜ、それだけなのに公休になっちゃうの?と思われる方もいるかもしれませんね。
実は、「祝日法」という法律の中にちゃんとどんな日かが書かれています。
戦前の古い憲法にも記載があります。
秋分の日は、同法第2条によれば、
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日
春分の日は
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日
とされています。
元々は、皇室の祭礼行事の日にあたり
秋分の日は秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)で「実りある収穫に感謝する」日、
春分の日は春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)で「五穀豊穣を祈る」日、
であるとと同時に、
歴代天皇や主たる皇族の忌日を春と秋に纏め奉祀する日。
憲法の改正で、今ではその名称はありませんが、
皇室の大祭として、今でも皇室では執り行われているそうです。
こんなところから日本は仏教国で農業国だったんなんだなぁと実感しますね。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。