お墓の墓石の後ろや横の方に立てられている「お塔婆」。
先祖供養に使うものということはご存知の方も多いですね。
あのうねうねとしたシルエットは、
仏教で考えられている、人間の体の構成要素、
五大物質(空・風・火・水・地)のマークをかさねたものです。
もともとは、お釈迦様の遺骨をまつるために作られた
「ストゥバ」がもとで、伝わるうちに「卒塔婆(そとば)」となり、
現在の先祖供養に使われる形になったんだそうです。
実は、寺院に見られる五重塔。
あれも実はストゥバが起源。
お釈迦様の遺骨を祀っているので、
遠くからでもお参りできるように高くなったと言われています。