夏の日本の風習のひとつにお盆があり、お中元がありますね。
なんでこの暑い時期に二つも面倒なことが・・という方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこの二つ、元をたどると一緒なのです。
もともと中元とは、中国の道教からきたもので
年に一度、さまざまな罪が赦される贖罪の行事でした。
先祖供養をこの時期にする風習もありました。
その後、中国に仏教が伝わった際、
夏の修行期間明けに、
先祖供養、先祖の代わりに功徳を積む意味をこめて
周囲に飲食をふるまう習慣(盂蘭盆会)が生まれ、
それと結びついたと言われています。
現代の日本では
お中元はすっかり「お世話になった方への夏の贈り物の時期」
「夏の一大商戦」となっていますが、
実は「ご先祖供養」の方が主だったんですね。
この時期はいいことをして、ご先祖供養につなげる季節なんですね。