合同葬はどちらかというと遺族よりも会社が主導ですから、無事葬儀当日が終了すると、葬儀委員会の皆さんはほっと一息という気持ちかと思いますが、会社としては、そのあとの作業も実は重要なのです。
一つはお礼状や挨拶まわり。供花(供物)、弔電、来賓の名簿を整理し、その後の対応別にわけます。
具体的にいいますと
・ご遺族と会社側が揃って挨拶に伺う関係先
・会社側だけで行く関係先
・お礼状のみ出す関係先
・遺族から香典返しを送る関係先
・・・といった分類になります。
お礼状は目安として、式終了後、1週間程度に出します。
多くは会社と喪主連名ですね。
葬儀社にひな型もありますのでスタッフに相談してみてください。
もう一つは合同葬の報告書を作成し、取締役会の承認を得ることです。
また写真、記録を整理しファイリングしておきます。
この記録が、その後の会計処理で税務署から問い合わせがあった場合、重要になってきます。
そしてこれは年度末までに、ということになりますが、会計処理です。
合同葬にかかった費用を損金として計上します。
(会計処理などのポイントについては、また追って・・)
遺族のほうは、そのあとは個人葬と同じです。
香典返し、四十九日法要、一周忌・・・・とその後は遺族のみが行っていくことになります。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。