仏教の基準だと、みんな悪人!?
大人になれば、善悪の基準はちゃんとわかっている、
つまり、普段そんなに悪いことはしてない、と思うものですが、
仏教の世界にからながめると、
とんでもなかったりします!
ちなみに、仏教において、
やってはいけないことは10あり、「十悪」と呼ばれています。
それは
◆身の三悪:この身体がつくる悪行
・殺生(せっしょう) ‐ 他のものの命を奪う
・偸盗(ちゅうとう) ‐ 盗む。盗み見も。
・邪淫(じゃいん) ‐ 淫らな異性交遊や妄想
◆口の四悪:口で作ってしまう悪行
・妄語(もうご) ‐ 嘘をつく
・綺語(きご) ‐ 奇麗事を言って誤魔化す
・両舌(りょうぜつ) ‐ 二枚舌を使う
・悪口(あっく) ‐ 他人の悪口を言う
◆意の三悪:心でつくる悪行
・貪欲(とんよく) ‐ 欲深いこと
・瞋恚(しんに) ‐ すぐ怒ること
・愚癡(ぐち) ‐ 恨んだり妬んだりすること
なーんだ、と思われた方もいるかもしれませんが、
日々口にする食べ物は殺生しなければ得られませんし、
ドラマの女優さんやらバラエティ番組のタレントには「いいな」と心動き、
つい寒さには「まったく、クソ寒いったら!」と思ってしまいますよね。
はい、それみんなアウトです!
仏教では
人間は日々悪行を重ねてしまうことになっているのです。
キビシイ・・・ですね・・・
せめてそれが少なくなるよう、
気持ちを鎮めて、起こってくる出来事を受け入れて過ごすことで、
本当の意味で幸せに過ごせるかもしれませんね。