永代供養を選ぶ前に③骨仏供養

何回か永代供養のお話をしてきましたが

中には、少し変わったところでは
「骨仏」という形で、永代供養を引き受けてくれる寺院もあります。

骨仏とは、ご遺灰・ご遺骨にセメントなどを混ぜ、仏様の形にしたものです。

東京では、あまりなじみがないかもしれませんが

関東大震災の罹災者の遺骨から阿弥陀仏を作って
本尊としている
江戸川区の大雲寺、

馬込にあり、10年に1度骨仏を造っている
本寿院
などがあります。

古くから一般の方の御遺骨を受け入れている有名なところでは
大阪の一心寺があります。

その歴史は古く1851年に遺骨数万体を集めて最初の大きな骨仏(阿弥陀仏)を作り、
1887年以後、戦火で焼失して中断した期間はあったものの、
10年ごとに集まった納骨で骨仏を作っています

浄土宗ですが、宗派を問わず、年中無休で
法要と納骨を受け入れてくれる
ことから、
現在は年2万ほどの申し込みがあるといいます。

遺族の方は墓参りのように寺を訪れ手を合わせ、
年中追善供養もできます。

地元大阪では庶民の供養の姿として定着していて、
いつも境内は多くの人でにぎわっているようです。

足しげく通えるのなら、
こんな形のご供養も安心でいいのかもしれませんね。

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