ろうそくの豆知識をおはなししてきましたが和ろうそくと洋ろうそくとの違いはご存知ですか。
一般的にロウソクと呼ばれて出回っているのが洋ろうそく。
キャンドル作りをしてみた方ならご存知ですが、洋ろうそくは、ろうをしみ込ませたひもをとかしたろうを容器に流しいれたものにいれて一緒に固めて作ります。
一方和ろうそくはイグサ科の灯芯草などでつくった芯に、溶かしたろうを手で幾層にも塗り重ね、上塗りをしたあと、両端を切りそろえて仕上げます。
根気と正確さが要求される作業で、伝統工芸の一つになっているんですね。
また、ろうも違います。
洋ろうそくは石油系のパラフィン。
一方、和ろうそくは、ハゼの木の実からつくる木ろうです。
近年はこのハゼの実の採取量が減少しているため、米糠油、パーム油、とうもろこし油、菜種油といった植物油も使われています。
和ろうそくは、油煙が少なく、風が吹いても消えにくいといわれています。
芯がしっかりとしていて長時間燃え続けます。
ちょっと値段も高いですが、少しゆったりとした気持ちになれる和ろうそく僕は個人的に好きで愛用しています。
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。