葬儀に欠かせないモノと言えばお花です。
白木の祭壇であっても、周囲に供えるお花が必要です。
いわゆる「供花」ですね。
「親戚一同」「子ども一同」など名札をつけて、祭壇のまわりにあるあれですね。
加えて遠くの親戚や会社などからお申込みがあると
やはり「株式会社●●●●」などと名札をつけてさらに配置していきます。
ひとかたまりで、名札がついたもの(●●一同、とか)を「1基」と数えますが、
うちでは1基が、15000円(税別)(おそらく全国基準、少なくとも関東近郊基準)。
お花の本数は菊の本数にして33~35本とぎっしりです。
このお花は、最後のお別れの際に、お棺の中に皆さんで入れてさしあげるものです。
また、初七日法要の時に必要な2基と、ご自宅に帰られてからの後飾りの2基も兼ねています。
目安として20基くらい必要です。
少なめで・・と減らしたがる方もいらっしゃるのですが、それが足りなくなっては・・・ちょっと大変ですね。
会場がさみしくなってしまわぬようにということもあるのですが、経験から適正な量をご提案するようにしていますからうちのスタッフを信頼してやってください・・。
意外とお金がかかるものだな~というのが、正直な皆さんの印象かもしれませんね。
最近では、「お花代30%OFF!」なんてうたう葬儀社もよく見かけますし。
実は、ずいぶんとお花の内容が悪くなっているというか、貧弱になっているなぁと、外のお葬儀にでてみると痛感します。
本数を減らして、かすみ草や葉物などでボリュームをごまかしていたり明らかにこの価格じゃどうなんでしょう、と言いたくなる量だったり。そんなお花の並ぶお葬儀は「あぁ・・」と切なくなります。
もし、そういった量のごまかしで安かろう、悪かろうのお花を提供している業者に
付け花(お葬儀に担当葬儀社以外経由でお花を贈ることを言います)を頼んでしまうと
明らかに貧弱で目立ちます・・・恥をかいてしまいますね。ご注意を。
うちが「33~35本、15000円(税別)」を頑固に守っているのはそういったことからです。
(お花屋さんと一緒にかなり頑張ってます!)
この記事を書いた人
株式会社AZUMA代表取締役
ご葬儀は、故人から遺された方たちへの最後のあいさつの場であり、そして贈り物です。そこに集う人々がこころゆくまでお別れができる葬儀を常に探究。コラムやYouTubeなどでも葬儀に関する解説などを積極的に配信しています。